正しい情報で恐れず行動する
日本板硝子株式会社 酒井千尋

2020年1月末から日本だけでなく世界の多くの地域で新型コロナウイルスの感染が広がり、
短期間でパンデミックとなって急速に増加した。
感染者は今や世界規模で拡大しており、既に1200万人以上の感染者と55万人以上の死者を出して、
世界の経済に対しても大きな打撃を与えている。
日本でも3月末から急速に感染者が増加して、4月11日には全国で719人の新規感染者が確認された。
4月7日に7都府県に発せられた「緊急事態宣言」は4月16日に全国に拡大された。

その後、5月26日には全国で「緊急事態宣言」は解除されたが、感染者の減少は短期間では進まず、
6月中旬には3月初旬のレベル(30人前後/日)に減少したものの、6月下旬から7月に入って
再び東京都の100人超/日の新規感染者の増加と共に、「えっ」と驚きを感じる中で「やはり」
とじわじわ増加する感染者を実感しながらも将来の不安と危機感を強く感じるようになってきた
(因みに7月10日は東京都で243人、全国で430人の新規感染者が確認された)。

実際に、秋から冬にかけての第二派の感染到来も想定され、それだけでも気が重くなる
状況が続いている(しかし、現在の状態は既に第二波のような勢いを感じる)。
このような社会的に深刻な状況に対して、テレビや新聞の記事はそれなりに正しい情報を我々に
提供してくれるが、多くの場合にはインターネットなどと同じように「如何にしたら興味を引くのか」
とか「ここまで言うか」といったように、視聴率向上が前面に出た視聴者の興味を引く内容が主体と
なって流れてくる。

感染症の専門家がフォローして、正確なデータや情報に基づくものではあっても、
MCなどが盛り上げてくると、それなりに尾ひれがついた情報になっていることには間違いない。
そのために、視聴者自身の判断能力が使われることが少なくなり、
どうしても発表された情報に流されてしまうのが現状ではないだろうか。
3月上旬に、「果たしてこれで良いのか?」と思うようになった。

先ずは、正しいと思われる情報を自分自身で収集して内容を理解して
判断基準に使えないかと思うようになった。
その時から、最も原点に近い自治体から公表されているできるだけ生の情報を
まとめて整理するようになった。
「緊急事態宣言」に先立って、「自分自身でまとめた情報は自分だけでなく勤務している事業所全員に
活用してもらいたい」、そして「自分の感染防止は当然一緒に働く仲間の感染防止からもくる」
という考えの下で、事業所長の理解を頂き、自分の住んでいる県や周辺の自治体の
感染情報を共に勤務する皆に配信し始めた。

この活動は現在も継続している(多分、この感染症が終息するまで将来も継続していくであろう)。
こうした活動を通して見えてきたものがある。それは、各自治体によって情報開示のやり方や内容が
明瞭に異なること。
そして、生の正しい情報を都道府県民に正しく伝えてくれているかということである。
「大阪モデル」や「東京アラート」などの基準は目を引くものではあるが、
やはり原点となる毎日の感染者の推移、PCR検査の件数や陽性率、あるいは医療機関の情報や
生活のための注意事項など県民の知りたい情報は沢山あると思う。
図には東京都の新規感染者の推移をNHKが公表した毎日のデータから集計して示してみた。

「緊急事態宣言」やその解除などの時期を入れてみると感染の増減が解りやすい。
そして、7月に入ってからの感染者の急増に対しても、政府や東京都の会見を聞きながら、「本当にこれで良いのか」
と感じ、「まだ大きな感染ではない」とか「緊急事態に該当しないので規制をさらに緩和する」
という政府の関係者(責任者)の発言の意図も理解できなくなる。
どのような感染状況でもそれが市中で感染増加につながらないと保証できない限り、
「事態の正確な解析それらを分かり易く知らせることと、早めの注意喚起や場合によっては自粛要請」なども
すべきであろうと感じてしまう。

もちろん、経済を回すことも大切ではあるが、「病院の体制がひっ迫していないからまだ大丈夫」
という責任者の発言からは「新型コロナウイルス感染を食い止める」という意思すらも感じられないのである。
このような状態になると、我々はますます東京への出張や仕事は控えようするし
(現在は在宅勤務が主体であるが県を越えての移動はして良いと明言された)、
これから首都圏から地方都市に波及するのではと危惧するようにもなる
(実際、生データを見るとそのような状況になりつつあると感じられる)。

そのため、マスク、手洗い、消毒、ソーシャルディスタンスも確保など再び強く意識する
ようになってきたと実感する。
インターネット、TV、そして新聞など与えられた情報源からの多くの情報は、
ほとんどの場合に自身が自発的に取りに行ったものではない。
やはり、自分自身で得た情報を正しく理解して、それらを含めてTVや新聞の情報を見ながら
正しい判断をしたいものだとつくづく感じている。

 

■ビコオーム ━━━・・・・・‥‥‥………

・写真のようにセラミックを水道管に挟みこむだけで、水道水の洗浄力がアップすることが
明らかになりました。
つまり排水口にヌメリがつきにくくなったり、シンクの水垢がつきにくくなったりしています。
これはこのセラミックの主成分であるナノ化された粘土鉱物モンモリロナイトが常時常温で
遠赤外線を発することによることだと考えられます。
(遠赤の件は、すでに長崎県窯業試験場で測定済み)

また、ガス器具に使用するとガスの燃焼効率がアップしてガスの省エネ効果が期待できる
可能性があります。きちんとしたデーターはありませんが、飲食店の2店舗がガスの省エネ効果
を認めています。

 

■ 椅子 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

・写真は廃ダンボールで制作してもらった椅子です。外装ははボンドと樹脂で固めています。
少し重たいですが、座り心地はいいです。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

ホームステイ。ナノサイズのコロナウイルスによってわたしたちの
経済活動や日常生活が一変しました。考え方や働き方も修正させられました。
熟考の時かもしれません。
わたしたちのこだわり或いは価値観を問い直す機会となったかもしれません。
「あなたは今後どんなことにお金を使いますか?」という問いが頭を
駆け巡ったかもしれません。
町工場で製造されている20000円相当の鋳物のフライパンがよく売れていると
聞いています。消費行動も変化するでしょう。
じっくりと自らの仕事内容を見つめ問い直し、次の段階へ進むことが大切かも
しれません。

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【ミゲル通信】
発行開始日:2020年7月16日
次回配信は9月中旬を予定しています。